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薄明かりの中、かすかな雨だれの音が響く・・・
そう今日は、素晴らしい天文現象である日食を観測する日だった。慌ててベットから降りて窓から空を見れば雨が降っている!
今日のイベントを開催するのか中止するのか判断を迫られ、どうしょうと気持が揺れ動くうちに電話が鳴る。恐る恐る電話口に出ると「今日はこんな悪天候ですがイベントは開催でしょうか?それとも実施するのでしょうか?」の声を聞き、思わず「数日前は雨天予報の中、突然晴れたので取りあえずは現地集合の上、参加された皆様のご判断で実施するか決めたいと思います」と答えたところ受話器から「そうですねともかく現地には行きます。」との声。
電話が切れた後、慌てて参加予定者全員にメールで参加不参加は皆様のご判断にお任せ致しますと配信したあと、集合場所の千駄ヶ谷駅に向かう。
集合予定時間の9時半には5家族12名の方が千駄ヶ谷駅前に集まる。皆様のお話を聞いたところ、もしかして晴れたら見れるかも知れないのでイベントに参加したいとのこと。
新宿御苑千駄ヶ谷門から入園し、モミジバスズカケの葉や種などを見ながら中央休憩所へと向う。
中央休憩所にて、日食の起きる仕組みや観測の注意事項の話のあと日食観察道具の製作を行う。持参したポテトチップスの紙筒、バトミントンのシャッフルの紙筒などを利用してピンホールカメラの原理を利用し、安全にお手軽に観測できる観測道具を制作。ピンホールの穴を大きく開けすぎてアルミ箔を張りなおす子もいましたが30分ほどで全員が完成させることができました。
この作業中も雨は止むことなく降り続け、空を見上げれば厚い雨雲が垂れこみ日食観測を諦めかけた11時5分、雨雲に切れ目が出た。 太陽が顔を出した!参加者みんなが一斉に見上げる。部分日食が鮮やかに見え「わあっ見えた」「凄い」と歓声とため息が入り混じる。
しばし静寂の時間が流れたあと、また厚い雲が太陽を隠してしまった。部分日食を観測できた僅か数分間の劇的な展開の中、参加者の皆さんは喜んでいました。
本物の天文現象を自分の目で確かめられたことが、大きな喜びとなり感動へとなるのです。今日のイベントがこんなドラマチックな展開の観望会になるなんてセンス・オブ・ワンダー始まって以来の出来事でした。
部分日食観測のあと、母と子の森を一回り、ラクウショウ(別名ヌマスギ)を観察、膝根(しっこん)と呼ばれる呼吸根が地上に出ている奇怪な根の形状に皆さんは見とれていました。
いくつかの大木を観察したあと新宿門へと向かい門前にて解散し、本日のイベントを終了。
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